【生涯フリーランスエンジニア】70代現役エンジニアが貫く”好きを仕事にすること”

目次

　

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インタビュイー紹介

神納 一郎さん

• 職種：サーバーサイドエンジニア
• 好きな言語・FW：PHP
• 休日の過ごし方：システム作り、映像制作、読書

　

好きと自由を求めてフリーランスエンジニアに

ーエンジニア職に興味を持たれたきっかけやキャリアの出発点を教えてください。

新卒では営業事務として入社し、経理部にも異動したりと主に事務系の業務を担当していました。

ある時会社で汎用COBOLが導入されたのですが、その担当部署へ異動したい！と思い手を挙げました。ものづくりが元々好きだったこともあり、コンピュータやインターネットの世界に興味を持ったのが最初だったと思います。

そこからがいわゆるエンジニアとしてのキャリアのスタートでしたね。

しばらくその会社で技術職として携わりました。しかし私としては積極的にITを取り入れていきたいと思っていたものの社内ではあまり前向きではなく、エンジニアとしてキャリアアップをしていくには環境を変えないとな、と思っていました。

本格的なエンジニアのキャリアはPerlから始まったのですが、当時友人や知人にもエンジニア職の人はいなかったものですから、仕事をするうえでは書籍やWebサイトを参考に見よう見まねでキャッチアップしていきました。

　

ー当時、今ほど「フリーランス」が一般的ではなかったかと思いますが、なぜフリーランスという働き方を選択をされましたか？

勤めていた企業がお堅めのところだったので息苦しかったのと、プログラミングがとにかく好きだったので、それを自分の強みにしつつ、自由に楽しい気持ちで仕事をし続けたかったんです。なので、エンジニアのキャリアを歩むと決めてから割とすぐにフリーランスになりました。もうかれこれ35年くらいになりますかね。

フリーランス仲間が多くいなくても、自分が思う好きを貫ける働き方をしたい。それが一番でした。

　

“多くこだわらない”。でも着実にキャリア形成していくコツ

ーお仕事に対するこだわりはありますか？

プログラミングが好きなので、そこに携われる仕事ができれば他の条件にこだわることはあまりありません。

ただ、自分の知識や経験をもとにクライアントの要望を本質的に理解する。手がけたシステムで課題を解決する。これらに対しては一貫してやりがいを感じます。

　

ーフリーランスエージェント活用におけるTipsはありますか？

正直、これといって思いつくものはないです（笑）

これまで数多くのエージェントを利用してきましたが、自身の経歴やスキルセットに合った提案をしてくれたら参画することが多かったですね。

現在はランサーズエージェント経由でWeb開発案件に参画していますが、現場の環境と稼働時の居心地がよい企業様とお繋ぎいただいて、ありがたいことに1年以上安定的に稼働させていただいております。

　

ー案件参画時の苦労から学んだ大切なこと

これまでの参画案件がすでにあるシステムの改修に入ることが多かったので、開発当初どんな思想で作られたかわからないんですよね。なのでそこの詳細を今あるプログラムから掴みにいくことは、今も昔も苦労します。

苦労するとはいえ時間をかけすぎてはいけないので、できるだけスピード感を意識して理解しつつも、肝心のクライアントからの依頼内容については意図を速攻で理解しようとする&体現することが大切だと思います。

　

ースキルアップの本質とは

「考えてから走るより、走りながら考えること」です。

深く学ぶことはもちろん大切ですが、それよりもまずは現場で慣れること。シンプルですが確実に実践的で効率が良いので、とても重要かつ本質的なことだと改めて思います。

　

フリーランスとして安定的に案件を獲得するために、30年以上大切にしていること

ー仕事で心がけていることや意識的にしていることはありますか？

これまで心がけてきたことは、一言で言えば「先方が言いたいことを理解し、スピーディにそれなりの成果を上げること」です。

ただ、スピード感を優先するあまり私のせっかちな性格も影響してか、わかったつもりで進めてしまったことでエラーが起きてしまい、失敗した経験もあります。

なので焦ることなく一つずつ着実に解決していくことは、意識的に心がけています。

　

ー「好きが仕事」だから、日頃から仕事につながるエッセンスを取り入れる

私は「好きと仕事がイコール」なので、仕事外でもシステム開発などクリエイティブに触れることが多く、自然とスキルを上げることにつながるようなエッセンスを取り入れられているのかなと思います。

キャリアアップにはスキルを上げていくことが必要不可欠なので、できるだけ興味を持ったり自分が熱中できることを仕事にできると、強みをより尖らせることができそうですね。

仕事のこだわりや選び方の基準が違えど、常にキャリア・スキルアップを意識した向上心を持ち行動にうつすことは、フリーランスとして生き抜くための共通項であると思います。

　

今後の展望・メッセージ

ー今もこれからもフリーランスとして働き続ける想い

ここまできたら、生涯フリーランスエンジニアをやり遂げたいですね。手と頭が動いている限りは、ずっと続けていくつもりです。

今後は、趣味でやっている映像制作などの案件獲得にもチャレンジしてみたいと思います。

　

ーフリーランスエンジニアとしてのキャリアを貫きたい方へメッセージ

いつまでもスキルを磨き続けて、自身の価値を高めていくこと。成長を止めないこと。それに尽きます。

クライアントが何のために何をつくりたいか、そのプロダクトで何を達成したいか、リリース後のどんな課題を解決したいかは、どれも千差万別です。

フリーランスは大前提、即戦力としてプロとして現場に受け入れられるので、求められていることを自身の技術力で答えられるように、プロ意識を忘れずに行動に落とし込んでいくのが良いと思います。