2024年6月19日
「希望単価 × 今後につながるスキル」を満たすマッチング力の高い案件に出会えた
目次
・自由な働き方を実現するためフリーランスへ。法人化してオリジナルアプリも開発
・LancersAgent は“高単価案件”に特化しているため、希望単価を維持できる
・「今後のために身につけたいスキルを習得できる案件」という希望が叶った
・LancersAgent を活用するときの極意は自分のアピールポイントを準備しておくこと
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インタビュイー紹介
山村 祐也さん
- 職種:アプリエンジニア
- 仕事をする上で大事にしていること:お客様の本音をお聴きした上で自分にできる最大限の成果物を納品すること
自由な働き方を実現するためフリーランスへ。法人化してオリジナルアプリも開発
―フリーランスになるまでのキャリアを教えてください。
大阪電気通信大学のデジタルアート・アニメーション学科で3DCGやプログラム、写真撮影、音楽などマルチメディア全般を学び、卒業後は3DCGと映像を手掛ける制作会社にプロデューサー候補として入社し、7年間マネジメント職に従事しました。
本当は3DCGデザイナーになりたかったのですが、その当時、3DCGは技術がすでに進歩していて、技術力というよりもデッサン力や色彩センスなどアートの要素を求められるようになっていました。これまで、私が積み上げてきた技術だけでは3DCGデザイナーとして活躍することが難しいと思ったこと、また、大学の先生から「人を巻き込みながら作り上げていく仕事が向いている」という助言もあって、マネジメント職に就いたという経緯です。
30歳手前になり将来を模索する中で、副業としてゲストハウス運営や目標達成コーチングの仕事でも収入を得るようになりました。その後、Javaを習得し、業務システムを開発するSIerの会社に転職。上流工程から下流工程まで実践の中で技術力を磨いた後、フリーランスとして独立し、現在は法人化しています。
―フリーランスの道を選んだ経緯を教えてください。
時間と場所に縛られずに働けるので、仕事と家庭を両立しやすいと考えたことが一つです。もう一つは、実力次第で年収を高められそうと思ったことです。
フリーランスになった当初は、前職のSIerのつながりで業務システム開発の仕事を受けていました。ですが、当時SIerはスーツを着て、会社に出勤して仕事をするのが一般的で、私が思い描いていた「自由な働き方」とは少し違っていました。
アプリ開発の分野なら若いエンジニアと切磋琢磨できるし、私服で自由に仕事ができるなど労働環境が解放されているイメージがあったため、アプリ領域に転向しようと考えRuby on Rails(Webアプリのフレームワーク)も習得しました。
最初に受注した仕事は、Twitterで偶然見かけたFlutterやFirebase(アプリ開発のフレームワーク、プラットフォーム)を使うエンジニア募集の告知がきっかけです。その時はまだエンジニア歴1年未満で、しかもアプリ開発の経験は全くないという状態でしたが、熱烈にオファーしたところ社長が熱意を買ってくれて、やらせてもらえることになりました。
そのプロジェクトが順調に進み、フリーランスとしての仕事も安定していき、法人化にもチャレンジすることができました。
税金面でのメリットという点が一番大きな理由ですが、2つ目はオリジナルのアプリを開発したかったので、個人よりも法人のほうがやりやすいと考えたからです。
オリジナルアプリはすでに開発済みで、知り合いの会社が購入してくれました。複数の動画を一気に観たいときなどに便利な動画再生アプリで、オンラインサロンやウェビナーなどでたくさんの動画を提供されている企業のお悩みを解消する機能を備えています。営業の方にもご協力いただき、これから本格的に展開していく予定です。
LancersAgent は“高単価案件”に特化しているため、希望単価を維持できる
―LancersAgentを知ったきっかけを教えてください。
以前からランサーズを活用していて、認定ランサー(ランサーズが定める一定の基準を全て満たすランサー)になったこともありますし、ランサーズブートキャンプに参加したこともあります。
知り合い経由の仕事が終了して長期案件を探していたタイミングに、ランサーズのサイトでLancersAgentの案内を見てエージェントサービスがあることを知りました。単発で仕事を取り続けるよりも、週3日稼働くらいで長期案件を受けたほうが自社開発アプリの仕事にも注力しやすくなるので、長期案件を多数扱っているという点でLancersAgentをぜひ活用したいと思いました。
―LancersAgentを選んだ理由を教えてください。
エージェントサービスを活用するのは初めてでしたが、これまでランサーズを活用してきて信頼感があったので、とくに他のエージェントと比較することもなくLancersAgentに相談したという形です。また、LancersAgentは高単価案件が揃っていることがアピールポイントだったので、私が希望する単価を維持できそうという期待もありました。
高単価案件に特化しているということは、条件をクリアするエンジニアが集まるだろうし、お客様もそれを前提に高単価の発注をしてくれると思うので、マッチング力が高いだろうと。実際、LancersAgentに問い合わせたらすぐに案件候補を紹介してくれ、ぜひやりたい案件だったので、あっという間に契約が決まりました。
「今後のために身につけたいスキルを習得できる案件」という希望が叶った
―現在は、どのような案件に参画していますか?
Flutterを使用したスポーツ系IoTのスマホアプリ開発案件です。ランニングシューズの中にクライアント様が独自に開発したセンサーを入れると、加速度や傾き、重圧などの様々なデータを取得でき、歩容解析ができるというものです。私はそれらの解析結果をスマホで見ることができるアプリを開発しています。
Flutterを使用したIoTはまだまだ実績が少ない領域ですが、私は過去に開発した経験があり、しかも同じ歩容解析の分野でした。そのときのプロジェクトは、残念ながら予算の都合で途中で契約終了になってしまったので、最後まで突き詰めたかったという心残りがありました。
偶然にもLancersAgentが歩容解析分野の案件を提案してくれて、私もとてもやりたいと思いましたし、クライアント様も歩容解析の経験があるエンジニアを紹介されて驚いたようでした。
基本的にはフルリモートで仕事をしていますが、センサーの挙動など目視で確認しながらデバッグしたほうが効率的なこともあるので、メンバーの方々と集まって一緒に作業するという場面もあります。
―LancersAgentを利用して、どのような成果を得られていますか?
Flutterを使用したアプリ開発では、Flutterしか触らないというケースが多くなるのですが、今回の案件ではSwiftやKotlin(プログラム言語)などを使用したネイティブ連携の開発スキルが身につきました。また、センサーの技術やAWS(Amazon Web Services)など勉強になることが山ほどあって、すごく楽しいです。
LancersAgentを活用するにあたっては、希望単価を維持しつつ「自分がまだ経験したことがなく今後のために身につけたいスキルを習得できる案件である」ことを期待していたので、まさに希望を叶えてもらいました。
また、LancersAgentを介することで、仕事を引き受ける上で大きな安心感を得られています。じつは以前に、知り合い経由で依頼を受けた案件で一方的に中止を告げられ、空白期間ができてしまうという苦い経験をしたことがあります。こうした不安がない状態で仕事ができるのは、フリーランスとして大きなメリットです。
―LancersAgentを活用してみた所感を教えてください。
これまで自分で仕事を受けていたときは、単価や契約更新の交渉なども自分で対応していたので、その部分をLancersAgentにお任せできるのはとても助かっています。請求書発行や入金確認、契約締結の手続きなども全面的にサポートしてくれるので、時間的にも精神的にも負担を軽減でき、本来力を注ぐべき開発業務に集中することができています。
また、ずっとやりたかった3DCGやメタバースの案件を受けてみたいと思いLancersAgentにご相談したところ、担当の方が親身になって一緒に探してくれています。そうした対応も、とてもありがたいと感じています。
LancersAgent を活用するときの極意は自分のアピールポイントを準備しておくこと
―今後考えている展開や目標を教えてください。
前職で培った3DCGの知見と現在のエンジニアとしてのスキルの両方を活かせるメタバースやゲームの分野に挑戦していきたいというのが今の目標です。5年後10年後は自社開発のアプリだけで生活できる状況を作り、自分が本当にやりたいと思った仕事は、単価に関係なく現場に入れる状態にできたらと考えています。
自社開発の場合は全ての意思決定を自社でできる点が魅力ですが、お客様の案件にエンジニアとして参画すると、最新技術をキャッチアップする機会が増えたりアンテナを張っている方々とコミュニケーションできたりします。そこから新たなアイデアが生まれることもあるので、両輪でやっていくのが理想です。
―LancersAgentで上手に仕事をする極意がありましたら、ぜひ教えてください。
LancersAgentの担当の方がクライアント様に提案するときの材料となるものを、自分でしっかり準備することですね。私自身、前職で自社の3DCGデザイナーをクライアント企業様にご提案するというお仕事をしてきた中で、単価の理由をご説明できる材料がないとなかなかご納得いただけなかったという経験もしてきました。
ですので、今回の案件でも自分のアピールポイントはこういうところで、こういった企業様にはこんな点が刺さると思うなど、事前にLancersAgentにお伝えしました。結果として、とても良いマッチングができたと思っています。
今後、3DCGやメタバースといった実績がない分野で案件を得るためには、私ができることをわかりやすく示せるものがあったほうが良いと思うので、あらかじめ作品を作っておくなどアピールポイントを準備しようと考えています。
―フリーランスエンジニアとして、うまく仕事をしていくためのコツはありますか?
アンテナ感度の高い方々と情報交換することです。私は毎朝5時から同じ志を持つ方々との勉強会(Flutter好きが集まる朝もく会)を開催していますが、そのほかにもFlutterのコミュニティに参加するなどして交流の場を持つようにしています。
仕事をする上で大切にしているのは、クライアント様の本音を聴きだすということ。その上で自分にできる最大限の成果物を納品し、クライアント様の期待値を超えることを目指しています。
本音を聴きだす上で取り組んでいるのは、たとえば、クライアント企業様が号令をかけるようなイベントや飲み会には積極的に参加して、いろいろな方々とお話をしながら本音を話していただける関係性を作ることです。相手の本音を知ることで、何を期待されているのかがわかりますし、私自身のパフォーマンス向上にもつながり、結果としてお互いに満足度の高い仕事になっていくと思います。
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